授乳姿勢を変えると母乳が増えるかも!

授乳姿勢が合ってるか不安な方へ

授乳姿勢が合ってるか不安

産後初めての授乳、姿勢はこれで合ってるのかなぁ?なんて不安になりませんか?

私の考えですが、授乳方法は、「コレでなきゃ絶対にダメ!」ということは無いと思っています。

大人でも様々なタイプがいるように、赤ちゃんもひとりひとり違います。

一番いい授乳方法は、ママと赤ちゃんにとっての楽な姿勢が、一番いい姿勢だと思います。

赤ちゃんにとって楽な姿勢ってどんな姿勢?
何で判断すればいいの?

という方。それは、赤ちゃんが吸う、母乳量だと私は考えます。

赤ちゃんが母乳をちゃんと吸えていれば、傍から見て姿勢が悪くても、問題ないですw

ただ、初めてだとそもそもどういうやり方があるのかも分からないという方もいると思いますので、どんな授乳方法があるかを学ぶことも大切です。

様々ある授乳方法を駆使して、ママと赤ちゃんに合った方法を見つけ出せればいいなぁと思います。

ここでは、「こんな時は、この姿勢がいいかも」というような私の授乳体験を含めて、様々な授乳方法を紹介します。

失敗だらけの私の授乳

失敗だらけの私の授乳

私が出産した産院では、母子同室でしたので、産後すぐに赤ちゃんと一緒に過ごしました。

初めての授乳、私は期待に満ち溢れていました。(ドキドキとワクワクが半々♪)

私も先輩ママ達のように、幸せオーラを出しながら赤ちゃんと触れ合えるんだぁ!と心から信じていましたw

自分の母乳が出ないなんて、微塵も考えていませんでした。

赤ちゃんへの授乳指導をしてくれたのは、助産師さんでした。

授乳クッションの上に赤ちゃんを寝かせて、おっぱいを口いっぱいに含ませてねと指導されました。

助産師さんたちにとっては、授乳なんて当たり前の行動で、1回教えればあとは大丈夫と思ったのか、最初にやり方を教えてくれたあとは、授乳後に「げっぷはでた~?」と聞いてくれるだけ。

赤ちゃんの体重がちょっとしか増えておらず、ミルクを足すことになっても、特別何か教えてくれるわけではありませんでした。

最初に授乳指導してもらっていたので、私はしっかり教えてもらったつもりになっていました。

「授乳って、こういう物なのかな」

なんて、思い込もうとしていました。でも、母乳が出ていないことに、不安でいっぱいでした。(普通が分からないからね・・・)

疑問や不安は声にだした方がいい!

悩みは言った方がいい
聞きたいことがあれば、自分から積極的に質問していくしかないんだ!

そう気づいたのは、もう退院の日。(遅っ!!)

退院の日になっても、母乳がほとんど出ていなかった私。自分の何が悪いんだろう、自宅でちゃんとできるかななどと不安でいっぱいでした。

「足りなければミルクを足してね~」と軽々と言われてしまいましたが、母乳が出ない違和感がぬぐえませんでした。

そこで、帰り際に助産師さんを捕まえて、聞きました。(やっとw)

まずは「私の授乳姿勢が悪いとかありませんか?」と聞いてみました。

答えはやはり、「授乳姿勢が悪いとまでは言い切れないけど、良くはないかも。猫背になってて、赤ちゃんが吸いにくいかもしれないね。」と言われてしまいました。(もっと早くに気づいて指導してよ~!)

授乳姿勢が悪いと、赤ちゃんがおっぱいを吸いにくくなるみたいです。

赤ちゃんを抱っこしていると、ついつい赤ちゃんにおっぱいを咥えさせようと必死で、猫背になりがちですが、自然にまっすぐ背を起こすようにした方が良いのだそうです。

それを聞いてからは、猫背にならないよう注意するようにしました。

またこのとき、「ずっと横抱きじゃなくて、たまにはフットボール抱きもしてみてね!」と言われました。

フットボール抱き?

私の頭の中にハテナがいっぱい浮かんだのを、今でも覚えています(笑)。

横抱きばかりしていると、一部の乳腺にしか刺激が加わらず、母乳の出に偏りが出るみたいです。

フットボール抱きなど、抱き方を変えてバランスよく乳腺を刺激してあげると、乳腺が開通して母乳も増えてくるとも言われました。

授乳姿勢が良くないと、母乳の出に影響を与えることは確かです。色んな授乳姿勢をためてしてみた方がいいと思います。

授乳姿勢は無限にある

授乳方法は無限!
授乳姿勢は無限と表現したのには、意味があります。

というのも、授乳姿勢は、赤ちゃんとママの数だけあると思うからです。

つまり、みんな同じでなくて、人それぞれでいいということ。

横向いて飲む子もいれば、ママとぎゅーっとひっついて飲む子もいて良いと思います。

私が言いたいのは、「これでなければ絶対ダメ!」「こうしなきゃ!」と思わないでくださいということです。

えりママの授乳姿勢ランキング

産後から、卒乳までの私の授乳姿勢をランキングにしてみました。よくした授乳姿勢の順に1位から4位となっています。

第一位 横抱き

 
横抱き
やはり一番楽な授乳姿勢だと思います。

首が座ってなくても、座っていても、横抱きが一番よくしていた姿勢です。

外出先でも、家の中でも、授乳クッションを必要とせずできるのも頻度が高くなった要因です。

母乳が順調に出ていた、6か月以降は、昼間の授乳は、ほぼ横抱きがメインでした。

第二位 添い乳

夜の授乳は、ほぼ添い乳でしたので、第二位となりました。

昼間はお昼寝していて、途中で眠くて泣いて起きた時なんかも、添い乳をしていました。

自分が起き上がる必要がなく、寝ながらできるので、かなり楽です。

添い乳すると、卒乳しずらくならない?

と思う方もいるかもしれませんが、私的には、授乳姿勢と卒乳の難しさは、あまり関係がないと考えています。

第三位 フットボール抱き

産後1か月はこのフットボール抱きを結構していました。

授乳量が落ち着いてきた、産後3か月くらいからは、あまりしなくなりましたので第三位です。

産後3か月以降は、乳首が痛いときや、おっぱいが固まったとき、白斑、乳腺炎などのトラブルのときに、フットボール抱きをすることがありました。

たまりやすいおっぱいの下の方を刺激してほしいときなど、この抱き方でやると良いですよ!

授乳クッションを使って、赤ちゃん姿勢を支えてあげると、ママも赤ちゃんも楽です。

第四位 縦抱き

縦抱き
縦抱きでの授乳は、私の場合、あまりやりませんでした。

なので、最下位です。

産後3か月頃までは、赤ちゃんの首が座っていないので、縦抱きが難しかったということも理由です。

フットボール抱きと同じように、おっぱいの下の方を刺激して欲しいときにやりました。

外出時などは、授乳クッションが無いので、フットボール抱きができません。そんなときに、縦抱きをしていました。

基本、おっぱいトラブルがあるときにしか、出番はなかった授乳姿勢です。

ミルクをあげるときの姿勢

ミルクをあげるときの姿勢
母乳育児をした私ですが、産後1か月のときは、私もミルクをあげていました。

ミルクをあげるとき、姿勢の前に、哺乳瓶がから出るミルクの量を確認してください。

傾けてポタポタと落ちてくるくらいがちょうどいいです。

哺乳瓶は、月齢に合った哺乳瓶を使っていれば問題ないです。

首がすわっていない場合は、ひじの部分に赤ちゃんの首がくるようにして、腕と手のひらを使って赤ちゃんの身体全体を包むように抱きます。

ミルクが逆流しないように、赤ちゃんの頭を胸よりやや高めにすることが大切です。

赤ちゃんがミルクを飲み慣れると、横になりながらミルクを飲む子もいます。

ただ、ミルクが耳に流れて中耳炎になったり、肺に流れて詰まってしまうこともあるようです。

寝かせながらのミルクは、あまりおススメできません。咥えさせ方は、おっぱいをあげるときと同様、赤ちゃんがあひる口になるまで奥に咥えさせてくださいね。

おっぱいや乳首が痛いなどの、母乳トラブルのときにおススメの姿勢

母乳トラブル
ランキングのところにもちょっと書いたんですが、母乳トラブルのときにおススメの姿勢がフットボール抱きです。

私の場合、普段は横抱きが多かったんですが、産後3か月頃までは、横抱きばかりしているとだいたい、おっぱいのどこかしらが詰まって固くなったりしました。

おっぱいが詰まって固くなると、痛いんですよね。

場所はだいたい決まっていて、おっぱいの下の部分が張ることが多かったです。

重力で溜まりやすいからでしょうか。(重力w)
単純に、おっぱいの下の部分の乳腺が細いからでしょうか。

理由はよく分からないですがw、そんなときにやっていたのが、フットボール抱きでした。

フットボール抱きをすると、赤ちゃんがおっぱいの下の部分を刺激して吸ってくれるので、すーっと固いしこりがとけて、おっぱいが柔らかくなります。

あとは、添い乳を工夫して、おっぱいのしこりに合わせて(赤ちゃんの下あごにくる部分が、一番強く吸われるので、しこりの部分に下あごがくるように)赤ちゃんいろんな方向に向けて授乳したりもしました。

ただ、これはちょっとアクロバティックというか、赤ちゃんが吸いにくそうだったので、最終手段という感じでやっていました。

色んな授乳姿勢を試してみて!

色んな授乳姿勢を試してみて

授乳姿勢に、正解はありません。

様々な方法で授乳してみて、ママと赤ちゃんに合った方法を決めたら良いと思います。

ただ、産後間もない母乳ママの場合、ずっと同じ姿勢で授乳するというのはあまり良くないです。

1日に8回以上ある授乳で、1~3回くらいは、違う姿勢で授乳することをおススメします。

母乳量が整う頃には、お気に入りの授乳姿勢が見つかっていると思います。