お願い、もう泣かないで!母乳が出ないつらい日々。

はじめまして、えりママです。

えりママです
ここでは、私が経験した授乳体験を紹介しています。「母乳出すためのノウハウを教えて!」という方は、母乳をじゃんじゃん出す方法へおすすみください。

母乳育児にこだわりがなかった私の、心変わり。

私の心変わり
私の母乳育児に対するモチベーションは、高い方ではありませんでした。私の母が、母乳が出なかったタイプなので、むしろ、「私も母乳出ないかもなぁ。出なければ、ミルクだなぁ。」なんて思っていました。哺乳瓶も用意して、万が一ミルクでも大丈夫なように、準備はバッチリ!そんな私でしたが、産後、「絶対母乳で育てたい!」と、私の想いはガラリと変りました。赤ちゃんが自分のおっぱいに吸い付く姿を見て、愛しくて愛しくて。赤ちゃんが可愛い分、愛おしい分、「母乳が出ないなんて、私はダメな母親だ」と、思い込んでしまっていました。たぶん、当時の私は、母乳が出ない自分を許せなかったんだと思います。そんな自分を、「立て直したい!」と思っていたのかもしれません。こうして、母乳育児にこだわりのなかった私が、母乳育児を目指すこととなりました。

何で、母乳が出ないの?足りないの?

何で母乳が足りないの?
私が1人目を出産したのは、27歳のときです。周りの友達は、結婚したばかりの人がちらほら、独身が大半、という感じで、子育てや母乳の予備知識は全くありませんでした。正直、ネットで調べたり、本を読んだり、妊娠中にもっと育児や母乳の知識をつけておけば良かったと思います。当時の私には、知らない事が多過ぎました。

「赤ちゃんて可愛い!」そう思えたのは最初だけ・・

私が出産した産院は、母子同室でした。無知で、準備不足な私の育児は、産後すぐに始まりました。オムツ替えに、沐浴、抱っこに、授乳。赤ちゃんのお世話は、もちろん全て初体験です。だから、内心ドキドキ。でも、同時にわくわくもしていました。新学期とか、新入社員とか、産後すぐの気持ちは、そんな感じに似ていました。母子同室が基本の産院でしたので、産後初日から赤ちゃんと一緒の生活でした。初日は、赤ちゃんも疲れていたのか、泣かずにずーっと寝ていてくれたので、産後の疲れた体も休めることができたし、今までの赤ちゃんがいない生活と大きくは変わりませんでした。赤ちゃんて可愛い~!と思いながら、オムツ変えたり、赤ちゃんと一緒にオルゴールを聞いたり、のんびりまったりと過ごしていました。でも、それは初めだけでした。入院2日目の夜から、十分に母乳が出ないことで、「足りないよ~!」とばかりに泣き叫ぶ我が子。母乳が足りないからか、明け方まで泣いてはおっぱい、泣いてはおっぱいのエンドレスリピート。30分おきにそんな感じだったので、寝不足と、慣れない授乳に、心身ともにクタクタでした。それはそれは、想像を絶するものでした。

戸惑いだらけの授乳

「何でこんなに泣くの?」「泣かないで~!」「オムツが気持ち悪い?」「お腹減ったかな?」「抱っこしてほしいのかな?」「もう、分からないよ~!」「あぁ~眠たいなぁ。」「でも、赤ちゃん凄い泣いてるよ~(焦)!!」「オムツ汚れてないし、とりあえず、おっぱいかな!」「早くあげなきゃ!」「ちょっと待って」「今やってるから!」「お願、もう泣かないで~!」「あぁ、おっぱい痛い!」(母乳が出るようになるまでの授乳は、痛みとの闘いです。)「痛い!」「痛い~(泣)!!」私の場合、こんな感じが、30分~1時間おきでした。明け方4時くらいまでずっとです。入院中既に、「こんなに大変なの!?」と、先行きが不安でいっぱいでした。もっと育児について、授乳について、情報を得ておくべきでした。母乳出なければ、ミルクでもいいやと思っていたはずなのに、「何で母乳出ないの?」「どうして足りないの?」「お願い、母乳出て!」「もう泣かないでよ!」私の頭の中は、母乳が出ない焦りでいっぱいでした。母乳が出ないことで、自分がこんなにも戸惑うとは思いもしませんでした。

振り返ってみて・・・

産後すぐの赤ちゃんが泣き叫ぶ原因の多くが、母乳が足りてないからだと思います。生まれたばかりの赤ちゃんも、感じることは大人と同じです。お腹いっぱいで、オムツも汚れてなくて、部屋の温度も適温なら、気持ちよくて寝ます。今思えば、母子同室の産院であっても、入院中は、助産師さんに一時的に子どもを見てもらったり、ミルクを足してもらったりしてもっと頼ってもよかったかなぁと思います。ゆっくり休むことも、母乳には大切ですから。

入院中の赤ちゃんと母乳について

母乳が出ず泣き続ける赤ちゃん
うちの産院のバーズプランは、カンガルーケアが基本でした。カンガルーケアとは、出産したすぐに、生まれたばかりの赤ちゃんにおっぱいを吸わせるという方法です。産後すぐおっぱいに刺激を与えることで、母乳が出やすくなるとされています。私は驚きました。赤ちゃんは、生まれてすぐにおっぱいに吸い付くことができるんです。けっこうな凄い力で(笑)。初の授乳、赤ちゃんも私も、不慣れながらも感動でした。ちなみに、母乳は娠中から出る方もいるようですが、私の場合、このカンガルーケアのときは、全く母乳は出ていませんでした。初乳と言われる初めての母乳が出たのは、この翌日、産後2日目からでした。順調でした。

初乳が出てからの痛みとの闘い

初乳は、じわ~っと黄色い汁でした。乳首をぎゅーっと押すと、じわぁと滲む程度。母乳がにじむようになってからは、幸せだと思っていた授乳が、修行に変りました。とにかく激痛なんです。乳首に洗濯ばさみどころではありません。針でグサグサと刺されてるみたい。赤ちゃんの吸い付く力が強くて、乳首に血豆もできました。乳輪までしっかり口の中に入っていないと、なりやすいみたいです。

足りない母乳量

産後2日目あたりで、母乳の量をはかりながら授乳するようになりました。私の場合は、1回に2~4gくらいでした。赤ちゃんがこの時点で1度に欲しい量は、その子にもよりますが、10~20gです。到底足りてるとは言えない量でした。足りないので、赤ちゃんの健康を考えて、2日目のときは、1日に2~3回は20mlほどミルクを足していまいした。それ以外は、ひたすらおっぱいを吸ってもらっていました。たまたまたくさん寝てくれて2時間近く授乳間隔があいても、1回に多くても10gいかないくらいの量でした。3日目からは、ミルクを足す量を増やした方がいいと言われ、1日に1、2回40~60mlほど足していました。しかし、3日目あたりから、「あまりミルクは足さない方がいいわよ!できるだけおっぱい吸わせてあげて」と言われ、30分おきの超頻回授乳でした。

ミルクを足す罪悪感と母性本能

助産師さんは、「初めからジャージャーと出る人はいないわよ!」と私を励ましてくれましたが、ミルクを足すたびに、それを美味しそうに飲む我が子の姿を見るたびに、複雑な想いが込み上げました。出産前の私なら、ためらいなくミルクを足していたと思います。でも、なぜかミルクを足すたびに罪悪感を感じるんです。「母乳出なくてごめんね、ダメなママでごめんね」って思っちゃって。夜な夜な、隠れて泣いてばかりでした。完全、母乳ブルー入ってましたね。でも、きっと、これが母性本能なんだと思います。自分のおっぱいで、赤ちゃんをお腹いっぱい!大満足!に出来たらどんなに幸せだろうか。そう思うようになってから、もっと母乳を増やしたい!と考えるようにりました。しかし、退院時になっても、私のおっぱいは、赤ちゃんをお腹いっぱいにできるほど出ていませんでした。

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