授乳ケープは必要ない?旅行、車、新幹線での授乳

授乳ケープは必要ない?

出産前、やがて生まれてくる赤ちゃんのために様々なお世話グッズを用意していた私。しかし、「必要ないんじゃない?」と感じ、購入リストに入れていなかったもののひとつが「授乳ケープ」でした。先に出産した友だちが使っている様は見たことがあったものの、育児経験のない私にとってはただの布にしかみえません。必ず母乳が出るともわからない状態でしたし、ひとつ当たり2000円以上もする授乳ケープは、無用の長物だとしか思えなかったんです。授乳ケープが必要な場面といえば、外出先の授乳室がない場所。そもそも妊娠中から家に引きこもりがちだった私。悪阻で体調がすぐれなかったということもありますが、お腹が重たい状態での外出は、とても億劫でした。「赤ちゃんが生まれたら、なおさら外に出るのは難しいだろうな」と感じていました。結局、赤ちゃんが誕生するまで、授乳ケープは用意しませんでした。

赤ちゃんが生まれても意外と外出する

授乳室があるかないかで心が変わる
ところがいざ子どもが生まれてみたら、イメージしていたものとはまったく違う生活が待っていました。産後2か月くらいまでは、家にいたものの、それから先は、夫の休日が来るたびに外出していました。行先は、赤ちゃん用品のお店や、夫の実家、親戚の家、自分たちの行きたい場所と、意外と赤ちゃんが生まれたからと言って、特別変わったことはありませんでした。育児グッズを買い足しに行ったり、親戚に子どもの顔を見せに行ったり。ゆっくり休む暇もありませんでしたが、私自身も、家の中で赤ちゃんと2人きりでこもっているより、外に出ていた方が気が楽でした。

赤ちゃんとの生活で初めて気づいたのが、授乳室があるかないかで、心の持ち方が変わるということ。出かけた先に必ず授乳室があるとも限りません。ですが、赤ちゃんは容赦なくお腹が減ったと叫びます。それが、バスや電車やレストランなど、人に迷惑のかかる場所だと、本当に大変!特に、授乳感覚の定まっていない頃が、本当に大変でした。泣き叫ぶ我が子へ、車中で胸元を隠しながら母乳をあげることもありました。こんな日々が何日か続き、やっと理解しました。母乳育児に授乳ケープは必須なのだと。

授乳ケープがあれば外出中、旅行中も安心!

授乳ケープで外出も安心
授乳ケープを購入してからは、さらに母乳育児がスムーズにいくようになりました。授乳室のない場所へ行くときでもミルクを持っていく必要がなく、授乳ケープ1枚をバッグに入れて、気軽に出かけられるようになったからです。数時間おきに泣き叫ぶ赤ちゃんと2人きりで家にいるよりは、用事のないときでも散歩に出かけた方が、私のストレスもたまりません。精神的に追い詰められていると、母乳も出にくくなるらしいので、この点でも授乳ケープを買って本当によかったなと思いました。授乳ケープのおかげで、気軽で身軽になりました(笑)♪

また、授乳ケープは、旅行に行くときにも大活躍します。新幹線で遠方に行ったときの話です。新幹線には多目的室という授乳にも使える部屋があります。ですが、普段は鍵がかかっているため、車掌さんを捕まえて開けてもらわなければなりません。子どもがいつ泣きだすかわからない状態だと、それって結構不便なんですよね。ですが、授乳ケープがあれば、座席に座ったまま母乳をあげることができます。隣に他人が座っている場合は別ですが、夫が隣の2人席のときは、まったく問題なく授乳することができます。母乳育児をしている方は、授乳ケープは買って損はないと思います。

授乳ケープはいつ買えばいい?

授乳ケープを買うタイミング、難しいですよね。前述のとおり、私も出産前は必要ないと思っていました。母乳が出るかどうか、ミルク育児になるかどうか、妊娠中は分かりません。ですので、出産前に授乳ケープを用意しておく必要はないかと思います。ですが、どんな授乳ケープを購入するかくらいは、見ていて損はないと思います。事前に決めておくと、必要になったときにすぐ購入できるので、迷わなくて楽ですよ。購入するタイミングは、生後2か月過ぎたあたりからが良いかと思います。2か月過ぎる頃には、自分の母乳がどれくらい出るのか、ちょっとずつ掴めてくる頃です。外でも母乳をあげられれば、授乳ケープを用意した方が良いと思います。