乳首が痛いときのえりママ流、おっぱいケア!

妊娠中に読んだ育児書って役に立ちましたか?

育児書役立たない
私の答えは、NOです。だって、育児書に書いてあることって、産院で指導されることばかりではありませんか?正直、いらないと思います。それよりも、母乳育児をするための方法や、母乳育児をしていると絶対悩む、トラブルなんかを扱う本が欲しかったなと思います。だから、このサイトを立ち上げたワケです。赤ちゃんの頃にかかりやすい、病気に関する本とか、妊婦向けの本や、育児本は、た~くさん扱ってますけどね。母乳育児が大変だとか、トラブルたっくさんあるよ!とか、こういったたぐいの本は、書店であまり売られていないですよね。私、母乳育児に悩んだ人用の本だそうかな(笑)。なんて考えちゃうくらい、とっても深く真剣に悩むことだと思います。

私は、「母乳出なければミルクかなぁ~」(自分の親が出なくてミルク育児だったようなので)なんて、出産するまではのんきに考えていました。まさか、母乳が出なくてこんなに悩むとは思っていなかったです。さらに言うなら、赤ちゃんにおっぱいを吸われるというのがどういうことなのかも、実際にはまったくイメージできていませんでした。なので、産後すぐ赤ちゃんが必死におっぱいに吸いつく姿は、愛おしいと思う以上に、「凄い吸引力!」と驚きの方が大きかったように思います。そんな私の母乳育児、トラブルだらけでした。

乳首が痛くなる原因は?

乳首が痛くなる原因は?
乳首、痛いですか?すごく痛いですよね。その痛み、経験したから分かります。たぶん、ほとんどの母乳ママが経験していることだと思いますよ。私も初めの1か月は、ほぼ毎日、乳首の激痛と戦っていました(苦笑)。長いですよね~。絶望しないでくださいね。みんながみんな、こんな長く痛みと戦うわけではないと思います。原因と対策が分かれば、もっと早く抜け出せると思います!「どうして痛くなるの?」「この痛みをどうしたらいいの?」乳首の痛みとその悩みで、ストレスMAXじゃないですか?分かります。私もたくさん悩みましたから。乳首の痛みに関する悩みを、私の体験を交えながら解決していけたらと思います。私の場合は、以下が原因でした。

その1 赤ちゃんの抱き方や飲ませ方が下手だった

生まれた赤ちゃんは、必死で私の乳首に吸い付こうとしていました。ですが、初めての授乳に不慣れな私は、赤ちゃんの抱き方や乳首のくわえさせ方がへたくそでしたし、赤ちゃんも最初から上手に吸えるわけではありません。結局ダメージを受けるのは乳首でした。私の乳首は、出産直後から早々に切れかけてしまいました。水ぶくれや、血豆もできました。切れかけた乳首を吸われる痛みというのは、針で乳首を刺されているような激痛です。傷口に、塩を擦り付けられるような激痛です。たぶん、男の人は、人に刺されでもしない限り、一生経験しないでしょうね(笑)。

その2 乳首が乾燥するから

冬の出産ということもあったからか、乳首が乾燥しやすかったということも、傷がついた原因でした。あかぎれと同じ原理です。しかも、頻繁に赤ちゃんに吸われるので、どうしても乾燥しやすくなります。私の乳首、恥ずかしながら、いつもカサカサでした(苦笑)。ちゃんと保湿してあげないとダメなんですね。こんな情報も、育児書には書いてないですよね。

その3 乳腺が開通してなくて詰まっていた

不思議ですね。乳首に傷がなくても、痛いことがあります。そんなときは、乳首の近くに、母乳詰まりがあるとき。詰まっていると痛みを感じるんですね。詰まりが出口付近までくると、白斑(ニキビみたいな物)となって、現れます。これもまた、結構な痛みなんですよね。スポンと抜けることもあれば、じわじわと長居することもあって、とても厄介でした。私はこの白斑に、産後3か月くらいまでは、何度もなりました・・・。おっぱいの調子が安定するまでは、仕方がないのかもしれません。

えりママ流、乳首の痛みを防ぐ・和らげる方法!

乳首の痛みを和らげる方法
原因が分かったところで、この痛みから解放されるには、また、もう一度ならないためにどうしたらいいのでしょうか。私がやっていたことを共有します。

乳首の傷を予防するには?
1、赤ちゃんの口は、アヒル口で!

授乳するなら赤ちゃんはあひる口!
赤ちゃんの抱き方が悪いと、赤ちゃんがママのおっぱいに吸い付きにくく、浅飲みになってしまいます。赤ちゃんの吸引力はとにかくすごいです。乳首の先っぽが耐えられるほど、甘っちょろい吸い方ではありません。結果、乳首が耐えられずに、切れたり、水ぶくれができたり、血豆が出来たりと傷になってしまいます。これを防ぐためには、アヒル口!ママのおっぱいを、赤ちゃんの口いっぱいに含ませることが重要です。アヒル口にするには、ママのおっぱいを口いっぱいに咥えられるように、むぎゅーっとつぶして、口にふくませてあげてください。

2、乳首は常に保湿!

保湿はピュアレーン
授乳をしていると、常に乳首が乾燥しやすい状態です。なので、私は、授乳のたびに保湿していました。ですが、赤ちゃんが口に入れるものなので、市販のクリームなどは使えません。私が使用していたのは、産院で処方されたピュアレーンという保湿剤でした。ハチミツよりも固いです。これがかなり良かったので、産後3か月くらいまではヘビロテでした。「馬油でもいいよ」と助産師さんは言っていましたが、サラサラとしすぎて私には合いませんでした。ピュアレーンは、1本1000円と高価ですが、1度にたくさん使わないので、長持ちするのでおススメです。

3、乳腺開通をサポートしてあげる!

乳腺開通にはミルクアップブレンドがおすすめ
いくら傷を防いでも、乳腺が開通しないと痛みから解放されません。乳首に傷がないのに痛い場合は、乳腺が詰まっているからです。乳首に白い点(白斑)がある場合は、要注意です。ひどければ、乳腺炎に発展します。こんなときは、乳腺が開通するようサポートしてあげないと、今後の母乳の出にもかかわってきます。とにかく赤ちゃんに吸ってもらう頻回授乳(1日に8回以上の授乳が絶対)はもちろんです。頻回授乳を基本として、母乳の出を促してくれる物を合わせると良いですよ!方法としては、乳腺開通マッサージを受けてもいいですし、ミルクアップブレンドというハーブティに頼ってみるのも良いと思います。

私は、数回マッサージをしてもらいましたが、すぐに良くなることはなく、かなりの時間を要しました。しかも、マッサージはかなりの高額です。場所によりますが、3000円~8000円/1回ほどかかります。何回かは、専門の母乳外来に見てもらうのも安心ですし、良いと思います。ですが、私は、母乳外来を数回行って、マッサージの仕方だけどんなもんかなぁと確認して、あとは自分でやっていました。(※乳腺炎になってしまったときは、自分でなんとかできないので、専門医にかかってくださいね!)乳首の痛みや、白斑くらいのときは、私は自分で圧迫マッサージをしていました。それと同時に、ミルクアップブレンドを朝と夕方、たまに夜中と、産後3か月くらいまでは、1日に3回飲んでいました。このハーブティ、私にはすごくよかったですよ~。ミルクアップブレンドについて気になる方は、『母乳不足なら、ミルクアップブレンドを試してみて!』へおすすみください。

傷がついてしまった時は?

乳首に傷がついてしまったら、とにかく保湿が大切です。そんなときにもやっぱりピュアレーン!傷がついても基本、授乳です。赤ちゃんは待ってはくれません。傷口がなかなか乾かず、治りはかなり遅かったです。ですが、授乳はストップできませんからね・・・。本当にひどいときは、搾乳して哺乳瓶であげるのも良いと思います。私も色々しらべましたが、結局、授乳⇒保湿を繰り返して、それでも段々と回復していきますので、私は痛みに耐えて授乳していました。「乳首が痛すぎて授乳が無理!」という方は、乳頭保護器を試してみると良いかもしれません。今はいろんな商品が発売されていますので、色々試してみるのも良いと思います。私は、使わなかったので、乳頭保護器を使ったことがある人の話が聞けたら、またアップしますね。

⇒乳頭保護器を使ったことのあるママさんの話が聞けました!気になる方は、『おっぱいが吸えない赤ちゃんと、乳頭保護器の話』へどうぞ。