赤ちゃんが乳首を噛んで「痛い！」と伝えたら・・・

３人のお子さんを抱える友人ママの、乳首を噛まれた体験

わたしも、赤ちゃんが乳首を噛むという痛い思いをしたひとりです。しかも、三人の子どもがいるので、あかちゃんが乳首を噛むという経験も三人分・・・。産まれた頃は、赤ちゃんもうまく乳首を吸えなくて、ママもまだ育児に慣れていなく、切れてしまったり、痛い思いをしますよね。でも、その時の痛みと、噛むという痛みは、全然違い・・・。赤ちゃんも、前歯も生えてくる頃になると、歯茎がむずがゆいのか、歯がためと間違えているのか？アムアムと噛むことも。「噛んじゃだめだよ？」と諭しても、まだ言葉も通じず、無理やり指を突っ込んで乳首から離させたり。時には、「いたい、いたい」と、泣いたふりなどして、痛みをアピールしてみたり。何度かやっているうちに、やってはいけないんだと分かってくれる時もありました。

でも、よくよく考えてみると、親自身にストレスがたまっていたり、寝不足だったり、水分が足りなかったりして、おっぱいがあまり出ていないときに、赤ちゃんが「でない、でない。」と、訴えているのかも？と思うようになりました。そこで、授乳前には、コップ一杯のお白湯を飲んでから、授乳するように心がけました。そして、なるべく睡眠時間もタップリとれるように、赤ちゃんと添い寝で朝まで寝るように心がけました。すると、そんな時は乳首を吸われている感覚も、スムーズで、授乳量も多い気がしました。やはり、それに伴ってか、赤ちゃんが乳首を噛むこともなかったりして。

乳首を噛む噛まないは、赤ちゃんの性格にもよるかも！？

私の場合は、１人目に数回噛まれた経験があります。噛まれたときに、真剣に痛みを伝えたら、３度めくらいですぐにやめてくれました。もし、続いたら、卒乳しても良いかなとも思いましたが、そこまでではありませんでした。また、２人目のときは一切噛まれませんでした。歯が生えるのが、１人目より早かったですが、離乳食が進んでいたからから、１歳には卒乳していたので、それも噛まれなかった要因かもしれません。そもそも、乳首を噛むという行為は、赤ちゃんの性格も関係しているのかな？と思います。

かんしゃくが多くて、イライラしがち、うまく言いたいことが伝わらないときに噛みつく子どもがいるのと同じで、赤ちゃんの個性で、乳首を噛むことによって、自分なりの主張をしているのかと思います。ただ、何度も噛まれていたら、赤ちゃんの主張なれども、何としてもやめさせたいですよね。何度も噛まれると、乳首が傷ついて痛いのはもちろん、ママも授乳自体が辛い物になります。

どうして赤ちゃんは、乳首を噛むの？

噛む噛まないは、性格にもよると記載しましたが、その他にも要因があると思います。

【赤ちゃんが乳首を噛む原因はコレ！】
１、歯がかゆい
２、ママが他に気をとられていて自分を見てくれない不満
３、母乳が出ていないと怒っている
４、噛んだときのママの反応に面白がっている

自分のお子さんがどれに当てはまるか分かりますか？答えは、１つではないと思います。１～４の多くは、赤ちゃんは、何かしら「訴えている」ということです。まだお話ができない赤ちゃんは、泣くことや、噛むことで、ママに必死に何かを訴えています。歯が生えてくる頃には、しっかり自我が芽生えてきていますので、これを機に、我が子としっかり向き合って、原因を突き止めてみるのも良いと思います。

乳首を噛む赤ちゃん、どうしたらやめてくれる？

原因が分かったところで、どうすれば赤ちゃんが、乳首を噛むのをやめてくれるのでしょうか。赤ちゃんが乳首を噛むのは、何かを訴えているからと記載しました。つまり、乳首を噛むのをやめてほしければ、その要求をかなえてあげれば解決すると思います。それを見極めるのが難しいところですが（苦笑）。その前にやることが１つあります。それは、「噛むと痛い」ということを真剣に赤ちゃんに訴えるということ。特に、上記の４については、赤ちゃんがママの反応に面白がって遊び噛みしているので、要注意です。感情のままに怒らなくてもいいですが、真剣に痛いのはダメ！と伝えることで、やめてくれることもあります。ほかに原因がある場合は、やめないので、その場合は１～３の可能性を考えてみてください。それでも辞めない場合は、離乳食を増やし、コップやストローの練習をして、授乳自体を減らしてみても良いかもしれません。

「赤ちゃんが乳首を噛むのを、なんとしてもやめさせよう！」「しっかり怒って伝えなくては！」と思う必要はないですよ。赤ちゃんも、大好きなママを困らせたいなんて思っていないはず。愛情を与えれば与えるほど、赤ちゃんもママを信頼し、心の安定剤になっていくのだと思います。赤ちゃんに、乳首を噛まれたら、一度ふっと立ち止まり、何か伝えたいことや不快なことがあるのかも？と気づけるようになれるといいですね。これがきっかけに、親子の絆が深まることを祈っています。