母乳不足のイライラは親で倍増するかも(ひろママ)

一人で頑張った方が良かったかも

親に頼らない方が良かった
結婚してから親元を離れ、夫と二人で暮らし始めた私。実家は新幹線の距離にあるため、正直なところ産後も実の親の手助けは期待していませんでした。かといって、義理の母も身体が弱いため当てにはできません。辛いだろうけどなんとか二人で乗り切るしかない・・・そう決意していたこともあって、実母から「仕事を休んでそっちに行くよ」と言われたときは、本当にうれしかったんです。しかし、実際に子どもが生まれ、母がやってきたのは退院から一週間後。母乳が出ないことに悩んでいた私を待っていたのは、「これならひとりで頑張った方が良かった」と感じてしまうほどの
イライラの日々でした。

私が感じた親へのイライラ

親へのイライラ
実母へのイライラポイントは主に2つありました。本来、来てくれるだけで感謝しなければなりませんが、当時の私も必死でしたらからね。親に気を遣えるほど余裕はありませんでした。

イライラポイント その1

まずは、赤ちゃんが泣くとすぐに「おっぱいが足りないんじゃない?」というと言うところです。母乳はあまり出ていませんでしたが、産院で習った通りの量のミルクを足し、赤ちゃんはしっかり飲んでいました。それどころか飲みすぎて吐いてしまうほどだったんです。おむつを替えて、必死であやして。それでも泣き止まない赤ちゃんを見ていて、母もしんどかったのでしょう。だけど、何かというと「やっぱり母乳が出てないから」「もう一回飲ませてあげたら?」と言ってくる母は、私にとってイライラの対象でしかありませんでした。

イライラポイント その2

もうひとつイライラしてしまったポイントは、母の作る食事の適当さです。退院後、夫と二人で過ごした一週間は、毎日外で買ってきたお弁当を食べていました。母乳を出すのには食事も大事だとわかってはいても、私に食事を作るような体力は戻っていません。夫は日中仕事に出ていて、そんな彼に帰宅してから食事を作れなんて言うことはできませんでした。だからこそ、母がその主婦スキルを生かして栄養満点な食事を作ってくれることを期待していたんです。ところが実際作ってくれたのは、ご飯と肉か魚のおかず、そして汁物というシンプルなメニュー。汁物が具だくさんということもなく、野菜はせいぜい肉に添えられたレタス程度。ボリュームもまったく足りませんでした。今考えてみれば、今実家は50代の両親の二人暮らし。いつもの食事はその程度で事足りていたのでしょう。私も特別母へ産後用の特別メニューを作ってくれとお願いもしていませんでした。だけどそのときは、どうして母乳が出ないと言っているのに、こんな適当なご飯しか用意してくれないのかと、本当にイライラしていたんです。だからといって遠くから来てくれている母に文句も言えず。ただでさえ母乳が出ないことでイライラしていたのに、さらにストレスを溜めこんでしまっていました。結局は親の目を隠れて夫にサラダ等を買ってきてもらったりして、空腹をしんでいました。母乳が出るようになったのはもっと先のことです。

親に頼った方がいいかどうかは、人それぞれ!

産後のお世話を親に頼むことができるのはありがたいことです。ですが、親だからと言って過度な期待はしない方がいいかもしれません。サポートがないより、微力でもあった方がいいというのは、人によるかと思います。「みんな頼ってるから、うちも頼った方がいいかな」という、なんとなくの判断は危険だと思います。私は、実母に頼る生活より、自分のペースでやっていた方が楽だったように思います。母乳育児が順調であったら、こんな風には感じなかったのかもしれません。ただ、私のように、親がいることで、ストレスが倍増するということも知っておいて欲しいと思います。